Column

Mar 10, 2021

2020年の振り返り

時が過ぎるのも早いものでもう2021年2月に差し掛かっています。もういく日もしたら3月という形でぼーっとしているとすぐに時間過ぎていきそうです。バンクーバーは徐々に雨の日も減り出して春が近づいている?ような気がしています。

毎年自身のブログで年ごとの振り返りをしているのですが、今年は就活をしていたりドタバタしていたのでしばらくこちらの振り返りをかけずにいました。

「振り返りたいなー」という気はあったのですが、時間が取れずにいたのでこのふとした時にでも振り返っておこうと思います。

2018, 2019年の記事もあるのでもしよかったらみてみてください。

まぁこのあとはとつとつとふり返りをしていくのですが2020年はご多分にもれずお家時間が長かったので直接的な刺激が少なかった一年だなぁなんて思っていたのですが、いざ振り返ると人生初のことばかりでそれはそれで充実した一年だったのかなと思います。

といった形で前振りはここまでで振り返りをしていこうと思います。

2020年バンクーバー留学コロナ直撃

2019年の振り返りにも書いていますが、2019年秋ごろよりバンクーバーに留学して現地のカレッジに通っています。二年で卒業できる仕組みになっており前一年は授業を受けて単位をとる、後一年は自分で就職先を見つけて一定の時間働いて卒業のような形になっています。

今はその前一年が終わって後にも書きますが、今後の就労先を見つけるために就活をしています。

コロナが本格的に警戒されはじめたのが去年三月頃で、平日は毎日通学していた学校がリモートに切り替わり、定期的に参加していた言語交換のミートアップ、ラクロスの練習などなどが中止になりもろに影響を受けました。

個人的には、幸いにもリモートの仕事がメインだったので仕事がなくなるなどのことはなかったのですが、家にいる時間が極端に増加し、運動量が目に見えて低下し、無事体重もキャリアハイを記録することができました。

飲食店でみんなで集まったりはできなくなりましたが、幸いにもバンクーバは夏はハイキング等々のアウトドアアクティビティ、冬はスノーボードができて非常に充実しているので適度にストレス発散できました。

また、ステイホーム期間には気づくと人と話す期間が激減して、1週間一度も人と話をしなかったなんてこともありそうですが、MENTAでサービスを提供させて頂いていたおかげでメンタリングの合間の雑談等々でずいぶんリフレッシュができた気がしています。

MENTAでフロントエンドエンジニアを目指す方向けのコースをはじめました

兼ねてからフリーランスとして二年程度、エンジニアとしてトータル五年ほどのキャリアがあったのでそこから得たノウハウなどを還元できないかということで2020年の3月頃からMENTAでフロントエンドエンジニアを目指すサービスを提供開始しました。

MENTAで提供しているフロントエンド向けのコース

図らずも、第一波のステイホームの期間と被ったことなどもあり、多くの方に契約頂き半年程度でMENTA内のランキングで全体の上位1%程度のメンターに送られる金バッチメンターとして認定いただけました。

2020年には常時20~30人ほど契約者様がいるような形で運営をさせて頂き、MENTAのランキングというような外見の実績以外にも、学習をお手伝いさせて頂いた生徒さんの中から実際に未経験から企業への就職を決めた方や課題を進めていく中でどんどんとレベルアップしていく方を目の当たりにして、自身の知見をシェアして役に立てた実感があり実にやりがいのある経験をさせて頂きました。

また、生徒さんが全国に散らばっていたので生徒さんの地域ならではの話を聞けたりしてこちらも良い経験になりました。

いろいろな地域のメンティーさんと話す中で首都圏とそれ以外でやはり結構な技術的な格差があるんだなというのにも気付きました。

技術力の高い企業は首都圏に集中し、その中でコミュニティが形成され知見が共有されていくので必然的にそこに入れない地域とそこにすむ技術者の人はかなり積極的に情報に対してアプローチしないと追い付いていけないのでは?というところが非常に気になりました。

リモートワークが促進されてこういう隔絶が平準化されると良いなとは思うのと、あとで話す技術アドバイザ的な形でこういった構造を少しでも改善できる取り組みが今後できると良いなと思いました。

2021年も引き続きMENTAは続けていく予定ですので、興味のある方は上のリンクからご連絡頂ければと思います。

HTML/CSS, JS ~ Reactを通しで学べるコースをご用意してお待ちしております。

Techpitさんから「スネークゲーム 🐍 を作って学ぶ React Hooks API での状態管理」という教材をリリースさせて頂きました

React Hooksに関する教材を執筆・リリースしました

タイトルの通り、React Hooks APIに関する記事の執筆をさせて頂きました。詳細はこちらの記事を参照頂ければと思いますが、個人のブログ記事をみてくださったTechpitの担当の方から連絡を頂き執筆の機会を頂きました。 リリース後大ヒット!という訳でもないのですが、コンスタントに購入頂いたりTechpit Unlimited という学び放題のプランでもお活用頂いているようで嬉しい限りです。教材の詳細などなどは上記リンク参照ください。

バンクーバーでの就活をはじめました

2020年の秋頃から当初のカナダ移住の目的であった現地での就活をはじめました。現在進行形で就活をしているので結果が出ればまた改めて記事をかければと思います。

フリーランスを退職します。カナダ行きます。 | So Far, So Tech

今のところはやはり日本の就活とは勝手も違い、使う言語も違えば慣習も違うので、不慣れなカバーレターやレジュメを書いたり、周りの人を頼りながら手探りで進めています。

計画では、10月頃から就活を初めて3ヶ月程度で終えられれば・・と思ったのですが、そうはうまくいかず最終まで進めたものがあったりもしたのですが就活は2021年に持ち越しとなりました。

結果が出ればまた改めて記事を書きたいと思います。

技術的な話

技術的なところでいうと今年は下記のようなところが印象に残っています。

  1. 英語圏に住んで英語力が伸びてインプットできる範囲が広がった
  2. データ&アルゴリズムの授業を経て、データ&アルゴリズムの基礎を踏まえたコードが書けるようになった
  3. 技術アドバイザーの仕事依頼があり、フロント周りのアドバイザーを始めた
  4. 面接対策+MENTAでのメンタリングで知識が深まった

まず最初に、英語については「まぁそうだよな」という感じなのですがこちらに一年住んで英語力が向上したのでYoutubeの動画や英語記事、OSSリポジトリなどなどから獲得できる情報が増えインプット元の幅が増えたのでこれまでと違ったアウトプットが出せるような気がしています。

次に、2020年は主に学校でプログラミングの学習をしていたのですがそこで改めてデータ&アルゴリズムの授業を受けました。これまで独学でWebエンジニアになってそこまでデータ&アルゴリズムの学習をやった訳ではないので授業で復習をしましたが、これが結構ためになり普段書いているコードの計算量やデータ構造などへ意識が向くようになり以前よりより良いコードが書けるようになりました。

フロントエンドだとあまり関係ないと思われるようなこともあるかもしれませんが、DOM自体がツリー構造でツリー構造を扱うには再帰が扱えるとコードを簡潔に書ける。スタック・キューなどの構造を理解しているとエディタ上での編集履歴の管理の実装に役立つなどなどが見えてきて、そこまで難しいことはやらなくて良いから、スタック・キュー、ツリー、再帰などなどの主要なトピックと典型問題の回答みたいな物は抑えておけると実務で同じようなデータ構造のパターンに出くわした時にサクッと簡潔な実装ができるようになりそうです。また、LeetCodeなどの問題を解く中で、実際の面接を想定して30分以内に解ききる、全てのテストケースに一発で通過するようにコードを書くというようなのも良いトレーニングになりました。頭に浮かんだロジックをバグなく実装できるというのは、実装スピードに直結するので「これは良い練習だな」という感想を持ちました。

三つ目に、MENTAでの繋がりで実際の企業さんからフロントエンド周りのアドバイザを依頼されて初めてアドバイザというポジションで仕事をさせて頂きました。「自分がコードを書けるようになる」というのと「チームメンバーがより良いコードを書けるようになる」という大きな違いがあります。こ違いがアドバイザを行う上で結構大変なのですがやはり、一人で書けるコード量には限界があるので「強いエンジニアを最短で増殖させることができるエンジニア」はプロジェクトの生産性を無限に高められるのでそこを目指して試行錯誤しています。

最後に、就活対策として想定質問に回答したり、メンタリングでメンティーさんからの質問に回答する中で自分自身に関しても知識の幅を広げることができました。「学んだことを説明するのが一番効率の良い学習法」とはよく言われますが、メンタリングを通して概念を説明する時に自分の理解が追いついてないと説明ができないので教材の準備などを通して自分自身のスキルアップにも役立ちました。もちろん「教える」立場なのでそこがメインの目標ではダメですが副産物として新たな発見があったのでここに書いておきます。そのほかにも、就活対策として「JavaScript interview questions」のような感じでググるというのも面接対策としてだけでなく、スキルアップにも聞きました。Interview Questionsでググると自分が知らない知識のチェックにもあるので弱点を把握できてそこを重点的に学習すると結構効率的にターゲットの分野の知識を得られることに気付きました。例えば、新しいプログラミング言語を学ぶ時なんかにある程度できたなというところで Interview Questions でググってみて自分の実力を把握するなんていうのもアリなのかなと思っています。

という形で順番に印象的だった内容を書いてきましたが、1 以外はほとんど想定していなかったので良い発見ができてラッキーという感じです。積極的に何か新しいことを始めると、また新たな発見があり次に繋がっていくのを書いていて非常に強く感じました。

まとめ

2020年の総括としては、2019年にバンクーバー移住を決めて、2020年は新たな職場が決まるまで色々と落ち着かせる年になるかなとは思ったのですが、思ったよりも新たに始めることができたものが多く、そういう意味では良い年になったかなと思っています。

コロナでリアルなミートアップに参加できなくなってしまったり、色々なことが制限されたところもあったかとは思いますが、新たに得たものもあり良い一年だったと思っています。

2021年はバンクーバーでの就職先での活躍はもちろんのこと、英語力の強化、個人開発の継続あたりをテーマにやっていければと思っています。遅くなりましたが、今年一年よろしくお願いします。

では。

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プロフィール

バンクーバー在住のフルスタックエンジニアです。React, Ruby on Rails, Go などでお仕事しています。職場がトロントなので日本、トロント、バンクーバーの三つの時天空を操って生活しています。

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