Column

Feb 25, 2021

mp3ファイル分割サービス Egg Cutter ベータ版をリリースしました。

I'm so excited to announce that I released Egg Cutter Beta version, which split an mp3 file easily. ~と言う形で英語版のアナウンスをかけるくらい流暢であれば良かったのですが、そうでもないので通常通りにお知らせします。

2月9日に Egg Cutter のベータ版をリリースしました。

ベータ版なので今のところ特に登録不要・無料で公開しています。

サービスとしては、mp3ファイルをインストール不要でWeb上で分割できるようなサービスになっています。本格的なファイルの分割などは、各デスクトップなどに譲るとして、英語の音声CDの分割など手軽な音声編集に使用できるサービスになっているかなと思っていますので、ぜひ使ってみてください。

ゆくゆくは有料化したいなーと思っていますが、今のところは機能も少なく小さく始めたばかりなのでページに行けばすぐに使い始められます。

https://egg-cutter.net/

Egg Cutterを作った経緯

僕のことをほとんど知らない人が大半かと思うので、簡単に自己紹介しておくとここ二年ほどは日本の仕事をフリーランスでこなしつつ、カナダのバンクーバーに移住してこちらで働けないか色々と画策しているものです。

と言うことでご多分にもれずバンクーバーでは英語を使い、いざ働こうものであれば英語は切っても切り離せないものになっています。英語でコミュニケーションをとるには当然ボキャブラリが必要で、「オレ プログラム ウゴカス オマエ ゲンシジン ナル」みたいなボキャブラリだと生きては行けますが他人の考えに触れたり、バンクーバーにいるバックグラウンド多様な人の話を聞いたりと言うことが出来ない訳です。

そんな背景でボキャブラリの増強に課題感を持っていたので、どういう方法が良いのかを考えていると以前師事した英語の師匠的な人もYoutube上にいるYoutuberも「音から入る」と言うことを重要視しているようです。

単語を覚える際も「音を覚える」のと本に書かれた「文字を覚える」のでは大きな差があり、音のみで情景がイメージ出来ないと実際の会話のスピードについていけません。

正しい発音ではないのはわかっているのですが、以前一緒に働いていた人がpythonのことを「パイトン」と発音していて、自分は何を行っているのが分からず「白湯(パイタン)スープ」が一瞬頭をよぎりました。

白湯スープが頭を通り過ぎる瞬間はごくわずかでしたが、会話ではこの一瞬が命取りで母語の言葉ではうまく取り繕えたりするかもしれないのですが、第二言語となると致命傷です。

という訳で単語は音声を通して覚えるのが良いと言う考えのもと音声付きの単語帳を多用しているのですが、多くの単語帳CDは10~20単語ほどの音声を一つのファイルにまとめていることが多いです。

と言う訳で、10~20ほどの単語をまとめて聴きながらそれぞれの単語を覚えるのですが、正直その中でも定着度にかなりの差が出てきます。以前聞いたことがある単語やフレーズはすぐに覚えられますし、そうでない全く新しい物はなかなか覚えられません。英語を効率的に学ぶ方法としては、「新規」の単語を集中的に潰していくことが大事になるのですが、10, 20セットになっているCDではそれが出来ません。

ということでそれらの音声を分割して単語、フレーズごとに分割して「覚えたフレーズ」はプレイリストから消していくと言う手法が一番効率の良い学習方法になります。

なのですが、僕の検索した限りだと同様のサービスはデスクトップアプリとして作られているのでよく知らないアプリをインストールしないと行けない。Adobeなどの製品を使えば分割できるけど、有料だし起動も遅いしでなんか億劫といった問題があり、こちらのEgg Cutterを作ればと言う考えに至りました。

前置きが長くなりましたが、 Egg Cutter は「mp3ファイルを手軽に分割できるサービス」です。今のところ当初の僕が欲しいツールと言う発想の語学学習者向けの色が強いですが、その他の用途などありましたら連絡いただけると嬉しいです。

Egg Cutter と言う名前について

自分のキャリア上プログラマとしてフルスタックエンジニアと言う形で割と「器用貧乏」なキャリアを積んできました。

エンジニア業にかかわらずいろいろなことに興味があるので一つを極めるというよりは広ーく知っていると言うような表現が近いのかななんて思っており、常日頃あの「ゆでたまご」を均等に切り抜くことに特化した形状や、そのほかに特化することなく、「ゆでたまご」を切り抜くための窪みまで備えた尖ったあの「たまごを切る奴」に憧れ、そんなキャリアを気づくことを夢見ていました。

と言うことはないのですが、子供の頃からなんか気になるあの「たまごを切る奴」が今回つくったサービスに近いのでEgg Cutterと言う名前にしました。Egg Slicer と言う呼び名もあるようなのですが、Egg Cutterの方がなんかしっくりきたのでそちらを採用しました。

Egg Cutter と言うサービス自体が音声を聴きながら分割箇所を決めて、そのままの分割ポイントでざっくりと分割できるので、あの「たまごを切る奴」みたいな切れ味を楽しんでもらえると嬉しいです。

最後に

ユーザさんの声を元に機能を足したりもしていきたので、「これがあると嬉しい」みたいなのがあればTwitterやサイトのお問い合わせから連絡いただけると嬉しいです。感想を #EggCutter のタグで呟いていただくだけでも嬉しいです!

今のところボキャビルのためのサービスですが、他にも色々と使い道がありそうな気もしているのでこういうのに使えそうというのがあれば教えてもらえると嬉しいです。

まだ、使ったことのない方は一度手元にあるmp3ファイルでその切れ味を試してみてもらえると嬉しいです!

https://egg-cutter.net/

では。

関連記事

記事検索

気になるサイト内の記事を検索する

プロフィール

バンクーバー在住のフルスタックエンジニアです。React, Ruby on Rails, Go などでお仕事しています。職場がトロントなので日本、トロント、バンクーバーの三つの時天空を操って生活しています。

プロモーション

Index

  • Egg Cutterを作った経緯
  • Egg Cutter と言う名前について
  • 最後に