Freelance

Apr 11, 2019

4月なので新社会人に向けてフリーランスがファーストキャリアを振り返ってみた

フリーランスをしていると年度のまたぎはあまり気にならず、新年度という感じもしないのですが、桜見たり花粉症が辛くなったりで春を感じできたので、ちょっと初心に帰ろうと社会人一年目の頃を振り返ってみました。

4月から新入社員として働き始めて葛藤があったりすると思いますが、その方たちへの参考にでもなればなと思っております。

新卒三年目の会社で社員として初の赴任を実現→撃沈

今でこそフリーランスのエンジニアとしてこうしてブログ書いてますが、会社員時代はインドネシアに海外赴任したことがあります。 (脈絡ないなほんと笑)

厳密には海外赴任といっても赴任のプレ期間に社長に激怒され、結局赴任自体は実現せず、その会社でやる事無くなったのでそのまま退職と言う感じだったのですが、

新卒一年目からインドネシア行きたい!って言い続けて、2年半で社員として初めての海外赴任を実現させたので個人的にちょっと自信を持っています。 (社長が激怒した時も多分ちゃんと謝れば今頃インドネシアに居た気がしてます。)

会社としては中小のSIer、ビジネスモデル的にはエンジニアを派遣してそのフィーが売り上げみたいなよくある中小SIerのモデルなんですが、その会社にはたまたま 上海だったり、ジャカルタに支社がありそこのリソースを使ってオフショアしたり、現地の日経企業の受託などをやっていました。

その中で私はご多聞にもれず、エクセルエンジニアでテストのエビデンスを切り貼りしたり、調整のための資料作ったりでいわゆるエンジニア的な仕事はほとんどなく コードを書くといえばたまにくるシェルスクリプトの改修や暇な時間でマクロ組んだりといったWeb系企業のそれとは似て非なるものでした。

今思うと社会人一年目から三年目は本当に世間知らずでこうすればよかったなぁ、あれやっておいてよかったなぁなんてところがたくさんあるのですが、それらについて勝手に振り返って行きます。

今振り返ってどうだったか

そんなこんなで赴任一歩手前で社長に激怒されて日本に帰ってきて即日退職願いを提出してから2年経つのですが、冒頭にも書いたように自分のファーストキャリアを振り返って参考にしてもらうのが今回の目的なので、実際何が良くて何が悪かったのかみたいな所をまとめてみたいと思います。

良かったこと

自分からやりたいことを発信すると道が拓ける

100〜200人くらいの会社でもちゃんとやりたい事を言い続ければ道ができるとわかったのは一定程度の収穫ではありました。

当時社員の中で海外赴任を希望する人自体少なく、社員から海外支社に転勤すると言う人は皆無でした。

そんな中でもちゃんと行きたいと言い続けるとそれなりの席は用意されるのだなというのを体験として知れたのは収穫だったのかなと思います。

インドネシアに行って現地の人と仕事して視野が広がった。

社長に激怒される前のプレ期間に現地の事務所で現地の人達と働く機会があったのですが、向こうの人は17時になるとピュッと帰るし、金曜日のお昼には礼拝に行っちゃうし、現地の人でも礼拝に行かない人が居て「あれ、どうしたの?」って聞くとキリスト教だから関係なかったりするして日本とは違う働き方とか生活習慣を体験できて面白かったです。

インドネシアは女の人の方が真面目に働いて、男の人は結構ルーズだったりするし、みんな陽気だしなどなど、ずっと日本で仕事してると気づかない事があったなーと思ってます。

良くなかったこと

まずは三年と言わず、合ってないと思ったらすぐに方向転換すれば良かった

ここまで読むと凄い海外行きたい勢な感じが出ているかも知れないのですが、実の所どっちかというと私はWeb系自社サービス行きたい勢で1社目の会社は未経験でエンジニアとしてやれるから入った会社だったので会社自体は金融系SIerで自分のやりたい仕事と異なる会社でした。

当時はとりあえず三年というカルマに縛られていたので、社内でやれる一番面白そうなチャレンジが海外赴任という選択肢でした。 (というかインドネシア行きたいだけならそういう会社探して転職してます。)

今思うと最初の会社も早めに見切りつけて、Web系の技術、開発プロセスを使って仕事できる環境に身を置けば良かったなとも思っております。

ベンチャー界隈だと20台前半とかでも全然すごい技術持ってる人もいるのでそういう人に会うたびに「もっと早くこの業界にいれば、、、」と思って後悔しております。

これから社会人一年目とかで働いている方の中にもそろそろ違和感を感じ始めている人もいるかと思うのですが、個人的にはその違和感を大事にしてほしいなぁなんて思います。

会社に居て感じる違和感って結構別の会社、別の環境に身を移すことで解消されたりするので違和感感じたら早めに検知して違和感と向き合えると良いのかななんて思います。

半年あれば転職なり、留学なり、大体の方向性を変えられるので合わないつまらない仕事で時間を無駄にするのは避けられると良いのかなと思います。

制度ができていない海外赴任は苦しい

社長に激怒された件の発端はこれだったのですが、海外赴任の制度ができていない会社で海外赴任するのは待遇面で結構しんどいです。

自分としては会社の給与テーブルとして皆と同じ仕事していたら大した額にはならないことに薄々気づいたので海外赴任というコースを作ってなんかやかんや給料をあげるという魂胆があったのですがそれは見事に撃沈されました。

商社やプラント系などここら辺の待遇面がしっかりしていて海外赴任期間中は給料が倍になったりとかするのですが、中小の社員で海外赴任している人がほとんどないケースとかだとまぁまぁ苦しいです。

私の会社は渡航の際の手当もなく、当初家賃は会社持ちという話だったのに赴任が近づくと自費でみたいな感じで国内で働くのと全く変わらない待遇という感じだったので結構きつかったです。

当時これが不満で役員とやり取りをしていたらそれを見た社長が激怒して「お前が行きたいって言ったのに何様」的な話になってしまったのですが、こういう話は割とあるあるだそうで前例が少ない所に行ったりするとまぁトラブルはつきもののようです。

海外赴任の前例が少なく、これから海外赴任を控えるという方には十分注意して頂ければと思います。

とりあえず三年というカルマについて

振り返りのところで少し触れましたが、ファーストキャリアではなぜだかとりあえず三年みたいな縛りが存在します。私が新卒のころはある程度この教義を信じてはいたのですが今振り返ると全くもって意味のない話に思います。

振り返りにもあったようにこういった言説に囚われた結果、海外赴任といういつかやりたいことではあるんだけど本質的ではなかったり人生の優先度から考えると低い事項にとらわれるということを書いたのですが、 とりあえず三年という考え方だけによって考えると現状の枠組みでしか考えられなくなってしまうので、新卒一年目で今後のキャリアを考えるときにはあまり参考にする必要のない言説です。

新卒三ヶ月でやめるなんてとか、一年も経たずにやめるなんてというのを周りから言われることもあるかもしれないのですが自分の行きたい方向が定まっているのであれば全然問題はないです。 今のところ企業はどこでも人手不足なので、第二新卒でもやる気と熱意とそのための行動が伴っていれば採用してもらえるはずです。現状やりたいことや現状の環境に不満があるのであればとりあえず三年とか行ってないで 早めに自分にどういった環境での仕事があっているのかというのは考えた方が良いです。

とりあえず三年みたいな現状の環境に縛られて、その中での最大値を目指すような働き方はのちのち後悔します。新人のうちはできないことも多いですが、できるようになれること(選択肢)も沢山あるのでそれも踏まえて考えてもらえればと思います。

まとめ

振り返りをした結果、とりあえず三年とか今ある環境で!みたいなのがよくないよねという結論に至ったのですがいかがでしょうか?

社会人になると人から目標を持てというような圧力が高まりやすいところですが現状の環境の中でのゴールではなく人生レベルで自分のゴールについて 考えれれると良いのかなと思いました。

こんな偉そうに書いていますが自分自身もこれからどうするか?どうしたいか?みたいなところは一番の課題なのでこういったところをアウトプットして整理しつつまとめながら 考えて行ければなと思っています。ここに書いたことが参考にでもなれば嬉しいです。

では。

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プロフィール

バンクーバー在住のフルスタックエンジニアです。React, Ruby on Rails, Go などでお仕事しています。職場がトロントなので日本、トロント、バンクーバーの三つの時天空を操って生活しています。

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